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音楽家そして教育者 木村寛仁先生

木村先生を始めて知ったのは、ミード氏のマスタークラスでした。
楽器を始めたばかりの、何も分らない僕でしたが、あふれる音色に
ワクワクしたのを、昨日のことのように覚えています。
その後はブリーズの演奏会に通い、握手してもらったりサインもらったりと
おっかけ状態。アーバンの教本にして頂いたサインは、今でも大切に残っています。

そんな木村先生に、レッスンを見て頂くようになったのは、専門学校時代。
初日のレッスンでは「目指す頂上は同じでも、そこへのルートは沢山あるから
頭を柔らかくせなあかん」と言われました。
当時、三宅先生のレッスンも受けていたので、それを見越してのことだと思いますが
そんなこと分ってますよ~!と僕は思っていました。
しかし頭で分っているのと、それを実戦するのとでは大違い。
とくに曲のレッスンでは、頭パンクになることも、しばしばありました。
この言葉はその後、色々な場面で多くの人から聞きましたが、一番最初に言われたのが
木村先生だったので、その時の印象が強いです。

また恥ずかしい話、その頃はあまり学校に行っていませんでした。
木村先生のレッスンを始めて休んだ時(この時は学校から電話かかってきたので
正確には遅刻ですみましたが)「スラマーの4番になると、みんな休むんや」と
笑顔で迎えてくれましたが、流石に2回目はコメントなし。
そして別の時には、「信用というのはとても大切なんや。例えばおまえがミードの
レッスンを受けたいと言っても、俺は今のおまえをミードに紹介できへん」と言われ
自分の行動が招いた事とはいえ、大変なことをしてしまったと感じました。

その後10年ほど、まともにお話しする機会もなかったですが(あっても話せることは
ないですし、自分自身が避けてる部分もありました。もっと上手くなってからと)
ここ数年は、少しお会いすることも多くなってきたように思います。
信用を失うのは簡単ですが、その信用を取り戻すのは大変なのだという、とてもシンプル
ではありますが、本当に大切なことを、木村先生から身を持って教えて頂けたように
感じています。

また同時に「グルグルグルグル回っているようでも、螺旋階段のように少しずつ上に
昇っているんや。なんでも長く続けることが大切や」という木村先生の言葉があった
からこそ、燻りながらも、音楽を今まで続けてこれたようにも思えます。

そんな木村先生を慕ってか、先生のもとには、本当に沢山の生徒が集まってきます。
現在はプロとして活躍されている方から、学生でありながら優秀な才を放っている人まで
とても優れた人たちがいるのも、興味深いところです。
最近演奏会をされていた人では、みきおさんや貝塚さんがそうですね。
みきおさんとは学生時代、貝塚さんとはキャンプのコンクールで切磋琢磨させて
頂きました。みきおさんとはメールで、同世代の木村門下少ないよなぁと話して
いました。確かにそうかなとも思いますが、反面、貝塚さんのような若い人たちが
どんどん出て来ているので、それが楽しみでもあります。
新人演奏会で聞いた彼女の演奏は、それまでなかった演奏家としてのたたずまいを
備えたもので、まさに新人演奏会というお披露目に相応しい、素敵な演奏でした。

先日、木村先生がライフワークとして続けておられる「風流音」という演奏会に
行って来ました。木村先生の演奏を聴くのは久々でしたが、そのあふれる音楽に
度肝を抜かれました。
年齢を重ねると、確かに音楽性は増すと思いますが、同時に肉体的な衰えという
避けては通れないものがあります。僕自身も三十路に入ってからは、いかに自分と
付き合って行くのか、それがひとつのネックになり、音楽的な演奏をするどころか
そちらに気をとられ集中出来ない日々。
木村先生も人間です。そんな悩みはあるはずなのに、それを微塵にも感じさせない。
自身と向き合い、自分の身体と上手く付き合って、ともに乗り越え、そして最高の音楽を
する、そのような演奏に感じました。
それには貝塚さんを始めとする、多くの若く優秀な生徒の存在が、多少なりとも影響して
いるのではないかと、思ったりしています。

日々進化する木村寛仁先生、その演奏をいつまでも聞いていたいと思う演奏会。
そして同時に、あの時失った信用を取り戻せるような、最高の音楽を出来るように
日々研鑽をつもうと、改めて思えた演奏会でした。

次にお会いできる日が、楽しみでなりません!
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Comment

先日はお疲れ様です! 

刺激をいただいた演奏会でした♪


いや、僕は音楽以前に正さねばならないことが多いだけで(汗
  • posted by ひろまろん 
  • URL 
  • 2013.07/05 20:26分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

この前は演奏会ありがとう、僕も木村門下ですが、このblogから淡々と授業をうけていたなあと思います。
こういう精神面での言葉はもらった記憶が無いです。
ひろまろんさんが深い関係かもしれませんよ
  • posted by みきお 
  • URL 
  • 2013.07/05 09:47分 
  • [Edit]
  • [Res]

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