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けむり出てます

 エッセイ教室、三回目。今回のお題は『旅』でした。とても困りました。だって旅なんてしませんから。
 皆さんの作品を読むと、経験を元に書いているだけあり、とてもリアルでした。文章も生きいきとしていて、読んでて心躍りますね。
 そんな中、僕と同じように旅をされない方もいました。僕のほかに二人。旅を別角度から捕らえた作品になっており、なるほどなぁと思わされました。ちなみに、その二人の中には講師の先生も入っていました。
 さて僕はというと、まぁ色々悩んだあげく、最近知った出来事をもとに書いてみました。先生からは副詞や接続詞の使い方が良いですと、褒められましたが、「副詞? そんな単語聞いたような気もするなぁ」とまぁ、そんなレベルです。やっぱり感覚で書いてしまっており、いかんなぁと反省です。
 音楽もそうですが、感覚だけだと説得力低いですよねと思う、今日この頃。ピアノを弾き、スコアとにらめっこして、そして頭爆発の日々がしばらく続きます。はぁ……

 以下、提出作品

   希望の木

 6月16日、京都コンサートホールで演じられる、ひとつの物語。
 日本百景にも選ばれた岩手県陸前高田市の高田松原には、海沿いに7万本もの松が青々と生い茂っていました。多くの人が訪れたであろうこの地も、今はただ一本の松を残すのみ。その松の物語を描いた新井満の詩集『希望の木』をもとに、埼玉県の中学生たちがオペレッタを制作しました。彼らはどんな想いを持って、この作品を演じるのでしょうか。
 三郷市立彦糸中学校の生徒は修学旅行で京都を訪れ、その一環としてオペレッタを上演します。この話を聞いたとき、私は素敵な取り組みだなと思いました。
 修学旅行といっても、所詮は観光や遊びの延長。今までは、その程度に考えていました。現に私が経験した修学旅行も、そのような要素が強かったからです。記憶に残っているのは、夜中に友達とテレビを見たり、恋愛話をしたりしたたこと、それにスキーを楽しんだことでしょうか。それも、もちろん大切な思い出ではあります。
 しかし彼らはそれだけにとどまらず、自分たちの想いを旅先で発信しようと考えました。『希望の木』は震災の物語です。けっして楽しい物語ではありません。彼らは言いました。「生きることに向き合い、命を大切にしてほしい」、「会いたくても会えない人がいる。人とのつながりを大切にして生きていこう」そんな思いを込めて作ったと。
 旅を豊かにしてくれるのは、人とのつながりだと私は思います。一緒に旅した友達、旅先で出会った人々、そういった人とのつながりが、心にどっしりと根をはり、忘れることのない思い出になるのだろうと。彼らの修学旅行も、心に深く残る思い出になればいいですね。その思い担う一端として、私は会場に足を運んでみようと思います。
 《かつて高田松原には、7万本もの松がありました。しかし今は、ただ一本の松を残すのみ。彼女の家族は皆、津 波にさらわれ命を落としました。けれど彼女は、ひとりぼっちではありません》
 岩手で生まれた悲劇の種は、作家新井満の手を経て旅立ち、埼玉に生きる少年少女の心に届けられました。温かい気持ちに包まれた種は、京都で新しい芽を吹き、観劇された人の心と共にまた旅していくのです。その芽はいずれ雄々しく育ち、温かい心で世界を包むことでしょう。
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